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スマホを1200倍の偏光顕微鏡に——ポーラライザーを利用したスマホ用顕微鏡レンズ「iMicro Q3p」

最高倍率1200倍で偏光観察もできるスマートフォン用顕微鏡レンズ「iMicro Q3p」がKickstarterに登場し、45分で目標額の調達に成功している。

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iMicro Q3pは、スマートフォンのカメラレンズに装着するだけで、最高倍率1200倍のミクロの世界をサブミクロンの高解像度で観察できる顕微鏡レンズ。2023年10月に「iMicro Q3」の資金調達に成功したカナダQingYing E&Tが、iMicro Q3の優れた光学性能と小型のフォームファクターをベースに、偏光観察機能を追加した。

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偏光顕微鏡は、一定方向に振動する光のみを透過させる「偏光」を使って光学異方性を持つサンプルの観察を目的としたもので、通常の顕微鏡よりも高額になる。iMicro Q3pは手頃な価格で扱いやすく、鉱物、液晶、プラスチックといった複屈折性材料に対し、高コントラストかつ鮮やかな色付きの高画質イメージを取得できる。

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ナノ吸着パッドと一体型の顕微鏡レンズのサイズは12.7×3.2mmで、重さは0.5g。シングル/複数レンズのリアカメラ、レンズ部がフラットもしくは突き出したタイプのどちらのレンズでも装着できる。顕微鏡レンズとスマートフォンのズーム機能を掛け合わせ、最高1200倍の拡大撮影が可能になる。

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顕微鏡レンズは、サイズ60×90×5mmのPP(ポリプロピレン)収納ケースに入れて持ち運びでき、PPケースは観察用の反射ボックスとしても機能する。対象物とカメラの間の距離の微妙な調整ができるフォーカススタンドとステージミクロメーター「μRuler M」が付属し、専用アプリ「i-Seeing」を使った正確なスケールバーの補正も可能だ。

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iMicro Q3pは、今なら特別価格55カナダドル(約5900円)で入手できる。出荷は2025年4月の予定で、日本への送料は5カナダドル(約530円)となっている。2024年12月17日までクラウドファンディングを実施しており、12月3日時点で1万3750カナダドル(約148万円)の目標額を大きく上回る約31万3000カナダドル(約3363万円)を集めている。

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